2017年8月28日月曜日

ビールを飲む日





めっきりお酒を飲まなくなった。
東京にいた頃は、何も気にせずにお酒を飲んでいたが、車生活の今は、どのタイミングでお酒を飲めばいいのかすっかり分からなくなってしまった。代行というシステムがあるが、気持ちよく酔っ払って、最後に知らないおじさんに気を使って、家まで乗せて行ってもらわねばならないのが、どうしても腑に落ちない。そこまでしてお酒を飲みたいとも思わない。なので、私は誘われてもお酒の席には行かないようになった。
家でも飲まない。家族に晩酌の習慣がないから、家にあるのは料理酒くらい。わざわざ買って飲むほど飲みたいとも思わないので、やはり飲まない。とにかく、お酒を飲まない。

それでも、たまにビールを頼んで飲むことがある。無意識に近いその注文は、いくつかの条件がある。

一人である。
和食屋さんである。(トンカツ屋、蕎麦屋など)
旅の途中である。
夜である。

だいたいそういう時に私は、一通りの注文を終えた後こう言っている。
「あとビールの小瓶ください。」

格別美味しいなと思ってはいない。
さすがに最初の一杯は美味しいなと思うけど、だいたい小さなコップ一杯で満足する。

普段あまり飲まないから、すぐに酔っ払ったような気になる。
それでほろ酔い気分で全然知らない、または少し知っている街を歩く。なんて平和なんだろうなと思う。

「ビールをよく知らない街で、一人で飲む。」

これがここ最近の、私のお酒の飲み方。
最後に本の話をしようと思ったのだけれども、野暮な感じがするので、今日は終わり。