2017年8月28日月曜日

ビールを飲む日





めっきりお酒を飲まなくなった。
東京にいた頃は、何も気にせずにお酒を飲んでいたが、車生活の今は、どのタイミングでお酒を飲めばいいのかすっかり分からなくなってしまった。代行というシステムがあるが、気持ちよく酔っ払って、最後に知らないおじさんに気を使って、家まで乗せて行ってもらわねばならないのが、どうしても腑に落ちない。そこまでしてお酒を飲みたいとも思わない。なので、私は誘われてもお酒の席には行かないようになった。
家でも飲まない。家族に晩酌の習慣がないから、家にあるのは料理酒くらい。わざわざ買って飲むほど飲みたいとも思わないので、やはり飲まない。とにかく、お酒を飲まない。

それでも、たまにビールを頼んで飲むことがある。無意識に近いその注文は、いくつかの条件がある。

一人である。
和食屋さんである。(トンカツ屋、蕎麦屋など)
旅の途中である。
夜である。

だいたいそういう時に私は、一通りの注文を終えた後こう言っている。
「あとビールの小瓶ください。」

格別美味しいなと思ってはいない。
さすがに最初の一杯は美味しいなと思うけど、だいたい小さなコップ一杯で満足する。

普段あまり飲まないから、すぐに酔っ払ったような気になる。
それでほろ酔い気分で全然知らない、または少し知っている街を歩く。なんて平和なんだろうなと思う。

「ビールをよく知らない街で、一人で飲む。」

これがここ最近の、私のお酒の飲み方。
最後に本の話をしようと思ったのだけれども、野暮な感じがするので、今日は終わり。

2016年12月31日土曜日

もう1つの本屋の話




こんにちは。古本屋「BOOKBOOKこんにちは」です。
あっという間に12月になり、あっという間に年の瀬です。
毎日バタバタしていて、あっという間に夜になって、朝が来ます。

このブログの更新も全然出来ずに大晦日を迎えてしまいました。
2016年の最後にせめてご挨拶をしたいと思います。

今年は本当にいろんな方にお世話になり、新しいことを始めることが出来ました。
古書市に出たり、週末のマーケットに出たり、本棚も増えて、本当にありがたいことばかりでした。どんな本棚がいいのか考えつつも、結局は自分の好きな本ばかり持って行って、全然売れない日もありましたが、予想外に売れる日もあって、マーケットも委託の本棚も本当にいろいろと勉強になりました。ありがとうございました。

そして、新しく始めたことでまだお伝えしていないことが1つあります。

12月21日、冬至の日にHOOK BOOKS(フックブックス)という本屋をオープンしました。
本棚を置かせてもらっている1988 cafe shozoのすぐ近くです。
「BOOKBOOKこんにちは」の小さな本棚には置ききれなかった本たちを並べるところが出来ました。

HOOK BOOKSの話はまた今度改めてさせて頂きますが、年末年始もやっております。
どうぞお近くに来た際はお立ち寄りください。

HOOK BOOKS
栃木県那須塩原市高砂町6−5−201
12:00〜19:00

インスタグラムも始めてみました。 覗いてみてください。

それでは、皆様。
2016年は大変お世話になりました。
来年はもっとこのブロクを書けるように頑張りたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いします!
HOOK BOOKSもあわせてよろしくお願いします!

2016年10月31日月曜日

日めくりカレンダーと手帖! 追記あり




こんにちは。古本屋「BOOKBOOKこんにちは」です。

どんどん寒くなりますね。もう半袖を着ていた頃が思い出せないくらいです。
この町は風がすごく強く吹くので寒さが本当に身にしみます。でもまだまだ寒くなる。ちょっと不安です。

さて、金曜日からついにmmbooksの日めくりカレンダーと手帖を本棚に並べています!!

この日めくりカレンダーは去年本当にアッと言う間に売り切れてしまって、気がついた時には私も手にいれることが出来ず、来年は絶対仕入れてやる!!っと息巻いていた。そんなカレンダーです。

正式名称は「日めくりッコンシャスプランカレンダー2017」です。
コンシャスって何かしら?って思いますよね。『ちいさな気づき』だそうです。コンシャスプラン、つまりちいさな気づきのプラン。
なんだかすごいプランな気がしませんか?一日一枚、この日めくりカレンダーをめくる瞬間、一つは何かを気づけるってことです。それは既に自分で思っていたことかもしれないし、目からウロコな気づきかもしれません。きっとそれぞれの生活で一日にいろんなことがあって、毎日何かしらのコンシャスはあると思うのですが、それがプランニングされているというのがすごく面白いなぁと思います。
読者の方から募ったコンシャスプランもあるそうで、それもまた面白い。いろんな人の気づきを毎日目にして考えたり、何かの行動のきっかけになったり、更に面白いコンシャスがひらめいたり。すごく楽しい一年になると思います。

そして、手帖!「わたしの手帖2017」です。
手帖は今年も「わたしの手帖」を使っています!
これは、なんというか、手帖を超えて(?)、自分帖というか、自分メモというか、名前の通り「わたしの手帖」って感じです。私が毎年使っていた手帖は、1日の時間軸があって、隣にはフリーで書けるスペースがあるというタイプのものです。わたしの手帖はタイプが違うので始めは使い勝手が悪いなと思っていました。でも、mmbooks社長の福太郎さんがボクは、毎日やることを書き込んでいって終わったら線を引いて消している。っていう話を読んで、それいいな!と思い、その方法で使っています。前の日の夜か、朝起きてから、絶対にその日終わらせたいことを書いて、1つ1つ潰していきます。これが結構気持ちがいいのです。
毎月ごとのエッセイも面白くて、アファメーションもついているし、ワークもついているし、一年を通して読めば結構読み応えがあります。
今年のエッセイの見出しを書いてみます。

1月 テーマをもつ
2月 正直に話す
3月 沈黙する
4月 いのちと交流
5月 贈答月間
6月 3G離脱宣言
7月 自分を愛する
8月 安らぎの中で
9月 浄化しよう
10月 生産するわたし
11月 ぷっと笑えること
12月 子どものように

なかなか濃いですよね。

2017年はどの月にどんなエッセイがあるのか?
どうぞお手に取って確かめてみてください。

明日から11月です。
2017年に向けて少しずつ準備を始めたいと思います。


☆追記☆

mmbooksさんよりアナウンスがあり、すでに販売している日めくりカレンダーの中に製本ミスのある商品が含まれているとのことです。
もし、こちらでお買い上げ頂いたものの中に製本ミスのものだろうという商品がありましたら、mmbooksさんまでご連絡をお願い致します。送料なども負担で新しいものと交換してくれるそうです。リンクを貼っておきます。こちら!
どうぞよろしくお願いします。

2016年10月17日月曜日

赤とんぼを歌う人




こんにちは。古本屋「BOOKBOOKこんにちは」です。

先日、福島県会津若松市で行われたBook!Book!AIZUという一箱古本市に参加してきました。古本市に出るのは二回目だったのですが、お客さんもたくさんで、出展者さんもたくさんで、ワイワイ賑わっていいマーケットでした。
いろいろな出展者さんがいらっしゃっていたので、古本屋さんのマーケット出店時の一日の流れが見えたりと勉強にもなった一日でした。古本屋さんってすごいなぁと思いました。
そして、私はやっていることは古本屋だけれども、古本屋とはまたちょっと違う所にいるのじゃないのかと思いながら古本屋に囲まれて本を並べておりました。

そんなマーケットの同じ敷地内でライブが行われていました。
ギターを掻き鳴らし歌う若者たち。あと、アイドルみたいな歌が上手な女の子。
そのアイドルみたいな女の子がノリノリで歌っている中、赤いジャージを来て雪駄をはいたもしゃもしゃの頭の男の人が端っこでノートに何かを書いていました。もしかして、あの人も歌うのだろうか?と思っていたら、アイドルの後にギターを片手にステージに上がって行きました。

菅野創一朗。それが雪駄のお兄さんの名前でした。

秋晴れの青空にすっと吸い込まれていく様な歌声で童謡の赤とんぼが聞こえて来たとき、赤とんぼは会津若松によく似合うなぁと思いました。
オリジナルの曲も良かったし、カバーで聖子ちゃんのスイートメモリーを歌ったのもすごく良かったです。

CDを買ったので、今、家では菅野創一朗がガンガンかかってます。
私が言うのもなんですが、とても良いです。是非聴いてみてください。

菅野創一朗「低体温」



2016年9月5日月曜日

「糸と土」という名前のお店




こんにちは。古本屋「bookbookこんにちは」です。

今日は、新しく出来る本棚の案内です。
今週木曜日の9月8日に「糸と土」という雑貨屋さんがオープンします。

これまで「糸と土」としてイベントに出られていた、かぎ編み作家のCalaliさんと陶芸の室井雑貨屋さんが、実店舗をこの度オープンされることになりました。
お二人の作品だけではなく、那須や名古屋、京都の作家さんのいろんな作品が並びます。
そして、そこにブックブックの本棚も置かせて頂くことになりました。

お二人ともお子さんのいるお母さんということで、しばらく間、オープンは週二日のみでクローズ時間も早めです。
時間に限りのある中で、近所に素敵なものがたくさんある、自分たちが行きたいと思うお店が欲しいという思いから作られたお店です。
なので、本棚も黒磯にあるものとは少し違った雰囲気にしてみようかと思います。
気軽に読めるもの、生活のもの、絵本、料理本など。「糸と土」にいらっしゃる方の生活の中に入っていけるような本を置いていきたいと思います。

素敵なものたちがたくさん並ぶようなので、私もとても楽しみです。
どうぞよろしくお願いします。

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「糸と土」
OPEN 水曜日・木曜日 9:00~15:00

栃木県大田原市山の手2-12-19
tel : 090-4422-0722 / 090-5552-5524
mail : muroi.61572261@icloud.com

Facebook : 糸と土
instaglram : ito.to.tsuchi


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2016年8月19日金曜日

about「BOOKBOOKこんにちは」




こんにちは。古本屋「BOOKBOOKこんにちは」です。
栃木県那須塩原市を中心に場所にこだわらず本棚を置くという形で古本屋をやっています。

一つはお店の片隅に本棚を置く委託型販売。
那須塩原市にあるSHOZO CAFEの服屋さん04storeの1Fと、大田原市の「糸と土」さん内の2カ所に本棚を置かせて頂いています。

☆04 store 1F 11:30〜19:00
栃木県那須塩原市高砂町6−7

☆糸と土 9:00〜15:00 OPEN 水・木曜日
栃木県大田原市山の手2−12−19

もう一つはマーケットに本棚を置く出店型販売。
黒磯駅前で行われている「日用市」、那須町のアワーズダイニングというレストランの庭で行われている「大日向マルシェ」を中心にいろんなマーケットに出店しています。

日用市 9:00〜14:00
黒磯駅広場

大日向マルシェ 9:00〜12:30
アワーズダイニングの庭 那須町高久甲5834−14

小説、エッセイ、雑誌、画集、写真集、絵本など、世界は広いなと思う本、毎日の生活を気持ちよく楽しく豊かにする本を置いています。

下記のSNSにて情報を発信しています。
それぞれ気になるもの覗いてみてください。

☆Facebook(facebook/tentenmountain/)
BOOKBOOKこんにちはのマーケットへの出店情報、新しく扱う新刊についての情報
(tentenmountainのページとなっていますが、BOOKBOOKこんにちはの情報も載せています。)

☆Instagram(@bookbookhellohello)
BOOKBOOKこんにちはの本棚の情報、今日のおすすめ本(ほぼ毎日更新)

☆Blog(http://bookbookhello.blogspot.jp)
本についての読み物、マーケット情報


READ MORE BOOKS!を合い言葉にいろんなところに本棚を持って行きます。
どうぞよろしくお願いします。

2016年7月19日火曜日

Now, I'm reading this book. 6




こんばんは。古本屋「BOOKBOOKこんにちは」です。
ついに梅雨は開けたのでしょうか。今日の夕立はすっかり夏の夕立でした。

最近、読んだことのない作家の本や勧められた本を読んでいます。そんなわけで、初めての作家さんの本をたくさん読んでいます。どの本も面白いです。

今は、ものすごく有名な古典文学、マーガレット・ミッチェルの「風と共に去りぬ」を読んでいます。今からちょうど80年前に出版された長編小説でアメリカの南北戦争の頃の話です。

私の両親は、ともに読書家で小さな頃から本が生活の中にある暮しでした。そのおかげで私は小さい頃から本の虫でした。でも、これまた小さな頃から偏屈で両親に勧められた本を素直に読むような子どもではありませんでした。そのせいか、児童書はほとんど読んでいません。有名どころの古典もほとんどと言っていいほど読んでいませんでした。古典を読み始めたのは二十歳を過ぎてからです。本当に素直さのカケラもない子どもでした。

そんな私が、なぜ「風と共に去りぬ」を読み始めたかというと、少し前に本好きのご夫婦と話をしていた時に、「風と共に去りぬ」が面白いという話になったのです。
へーっと思いました。それまで、本の話をしていて、なんとなく好きな作家の傾向が同じだったので、ここで「風と共に去りぬ」が出てくるとは思わなかったのです。映画も有名ですが、私は映画も見たことがないです。「風と共に去りぬ」かぁ…。と思いながら、なんとなく外国の作家のものは短編ばかり読んでいたのですが、もう一度「風と共に去りぬ」は面白いという話題になりました。
何が面白いかというと人間関係が面白いというのです。南北戦争前の南部といえば奴隷制度がまだあった頃です。奴隷といえど、大きな農園を持っている一家の奴隷となると相当なプライドを持っていたとか、プアホワイトと呼ばれる奴隷を持てないような白人を奴隷たちは見下していたとか。一家の主人、子ども、それぞれの奴隷との関係性。北部の人間をヤンキーと呼んで軽蔑していること。男尊女卑の社会。それを疑問に思わない女の子たち。まだ本当に読み始めたところなのですが、すでにかなり興味深いです。

差別をするのが当たり前の世界。差別し、見下し、受け入れない。例外はない。

19世紀までは村の規範に従うのが一番重要なことで、普通の人の人生に目標を立ててそこに向かって努力するというものの考え方なかったそうです。そういった考え方が出て来たのは20世紀になってからだ。という記事を読んだことがあります。

「風と共に去りぬ」は、全ての人が夢を持ってそこに向かうことが出来るということを知らない世界から話がスタートしています。

この本を薦めてくれた人が、奴隷解放を謳い南北戦争が行われ、奴隷は解放されたが、それが当時の奴隷たちにとって本当に良かったことなのか一概にはいいとは言えないと思う。と言っていました。

80年前に書かれた「風と共に去りぬ」、まだまだスカーレットがのんきに饗宴で男性に囲まれつつ、好きな男性のことでやきもきしているところです。これから、スカーレットの人生、そしてアメリカに何が起こっていくのか。そして、読み終わった時、自分がどんなことを思うのか。楽しみです。思いのほか長編なので、夏の間ずっと読んでいると思います。

みなさんも、Let's enjoy summer reading!夏の読書を楽しんでくださいねー。